第四回 竹村也哉/プラチナエッグ破産者会議


久々の更新となります。

 去る4月11日、東京地裁にて表記の債権者集会が開かれました。

 当方はマカオでの業務が重なり参加できませんでしたが、今回の件でお手伝い頂いている弁護士及び他の債権者の方が参加し、会議終了後に簡単な報告を聞きました。

実は時を同じくして…と言うか、
【これは神の悪戯?それとも…?】
と言う出来事がこの前後に起きているんです。

 それは二週間ほど前のある日、出入国管理局から突然電話が来て、出頭を命じられました。
行ってみると
『マカオでの竹村也哉との裁判の判決についての説明を求めたい』
『居留権の継続について、他の問題は一切無いのだが、この有罪判決を受けている部分について、一体何があったのか?の詳細な説明を求める』
との事でした。


 話しは一旦外れますが、自分は自分について話しにウォーターマークを仕込みます。
 ある時期に知己を得た人は私から【A】と言う話し吹き込みます。またある時期に知己を得た人は同じく【B】だと吹き込みます。
 もし仮に何か揉め事があり、双方との関係を切った後、【A】と【B】をくっ付けて語る人物が出てくるとしたら、それはその双方が繋がった事を意味します。

 これは昔、少しお世話になった天才的なエンジニアの方がいたんですが、その方が教えてくれた
【炙り出し】
のテクニックです。

一昨年は
「自分は居留権が無くなった」
を売りにしてました(笑)

随分前には
「自分は在日だ」
とも言っていた時期もあります。

それが見事に繋がるんですねぇ。面白いくらいに。

つまり
「あいつは居留権が無くタダの観光者」
だと書いた方、

 もう身元が割れていますが、あなた、事実無根の情報を流しましたね?
真面目に損害賠償でカネを要求しますよ。
 予定している金額は日本円で300万円です。懸命に売るもの売って先にお金をご用意ください。これは本気で言っています。

 さて話しを戻しますが、この入管からの要求があり、竹村也哉とのマカオでの裁判の詳細と、日本での破産事件をまとめる事となりました。
 クソ忙しいところにこんなのが飛び込んできましたが、しかしこれは自分にとって好都合です。
なぜなら
  • マカオでは私は有罪
  • 竹村也哉の商売を邪魔した
  • 竹村也哉とプラチナエッグの商売は順風満帆だ!
となっておりますが、実際、同社は日本では金が無く、誰も貸してくれない状態で破産してしまったからです。
 この相反する事情を公式にひとつにまとめるチャンスが来たのです。これは破産事件にも使えますし、こちらでのリベンジ裁判などにも使えます。


 入管からはまず大雑把なストーリーを書くよう、指示されました。
『証拠は後で良いから、先にストーリーを書いて持ってこい』
 それを見て
『必要な証拠を後から要求します』
とのこと。


 担当の方がついたのですが、その大雑把なストーリーを読んで本当に目を丸くしました。目の前で目がまん丸になったので、思わず笑ってしまい
「いま驚いたでしょ?」
と言うと、
『ウンウン!結局、嘘だったの!?』

まさかのラスト。

 原告の破産。それはまさにマカオの裁判所のミスジャッジを意味します。
『これ、裁判所、どうしたの?このまま?』
つまり国の〝官〟としての危機を感じたのだと思います。

 同時に最近来たマカオの裁判所が出した決定通知を見せました。
【日本の破産裁判に於いて、必要とされるマカオの裁判での公判記録を出すので、日本の裁判所から証拠要求の申請を出すよう】
との決定書。

そう!
これこそ破産の三ヶ月前、マカオの裁判所で竹村也哉が
「会社は毎月数千万円の利益が出ている」
と自らの口で語った証拠そのものです。

 一方、自分はここで大きな勘違いをしている事を、このチェック中に知らされる事となります。

 日本の裁判所が他国の裁判所での出来事を要求する事は稀との事。これが殺人罪とか今のミャンマーの大規模詐欺事件ならいざ知らず、この程度の破産事件ではまず無いと言われました。が、現実〝まず無い事〟が、目の前で実際に起きています。

 これは?
俺って幸運?
と思ったら、実はここに自分の大きな勘違いが潜んでいたのです。

 破産条件の中に【破産決定から遡る事、12ヶ月以内の財務状況】と言う項目があります。このマカオの裁判所での竹村也哉の証言は2023年12月4日。破産決定は2024年4月25日。つまり余裕で一年以内(実質、約四ヶ月前)。

これだな!

と(勝手に)思っていました。

しかしこれでは無かったのです。

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 完全なる思い違い。完全に見落としてた書類が一部、二十数ページのファイルが出てきました。この破産騒動の中で出てきた書類なのですが、これが竹村也哉が破産に至った経緯のまとめた書類でした。

ここにこんな一文を見つけました。

破産申立てに至った事情
と題が付いたそれは、以下にこう続きます。

申立人は、2002年以降、株式会社プラチナエッグの代表者として、自らも技術者として長年営業を行なっていたものであるが、同社は慢性的に資金難には陥っていた。
2005年以降、会社の資金不足を補うために、申立人個人のクレジットカードで借り入れや事業用品を購入するようになった。
2022年8月以降、会社の経営状態は悪化し、収支バランスが悪くなったことから、申立人個人名義でも消費者金融から借り入れをはじめ、多重債務に陥った。
その後、会社において売り上げを上げようと営業活動は継続したが、立ち行かなくなり、3月後半に入って事業継続を断念する形となり、申立人も支払い停止となった。

 この日本の管財人が作成した証拠を発見した事で、
  1. 2022年8月以降、『カードローンでサラ金地獄になり破産になりました』
  2. 2023年12月4日に「プラチナエッグはクロスリンクで毎月数千万円の利益を出している」
  3. そしてマカオでの裁判所にこの様に書いてきた。『(私から)指摘してきている内容は出鱈目である。確かにプラチナエッグは破産した。しかしそれは2024年の年初に急激に経済状況が悪くなったからである。当初予定されていた数億円の投資が延期されたのが直接的な原因だ。従って(指摘されている)慢性的な経済的な問題は無いし、それは無関係である。(その様に指摘して私自身が)自分だけ助かろうとして会社の問題と破産を無理やりつなげている』2024年8月
この【1】から【3】の三つの大きな柱となっているその内容は、根本的にそれぞれが大きく食い違ってる。この相反する三つの理由が記されたそれぞれ異なる裁判所の判が突かれている正規の書類は本来、出会うはずでは無かった。しかしここまでに記した流れによって、結果として同じテーブルの上に同時に乗ってしまった。
  • もし入管の指示がなかったら?
  • もし破産でマカオの裁判記録を認めなかったら?
  • そして、もし棄却となったものの自分が控訴しなかったら?
 私を憎しと思っている輩は、これを永遠に私の叫ぶ〝負け惜しみ〟と言っている様だが、しかしその方々には残念な事に、これは双方の国の公的機関である裁判所というテーブルの上に全て乗る事になってしまった。そして三つの内容は双方の裁判所に於いて、その内容を精査される事になった。この事は誰がどう否定しても、否定出来ない歴然とした事実となった。

 元々、マカオの裁判所に【偽証罪】で新たに訴訟を起こすつもりでいた。が、しかし、これはある方のアドバイスで止められた。
「もっと手軽で良い方法がある」
と。

 それは弁護士会への懲戒請求である。ここに必要以上の攻撃をされた事。相手は破産状態だったのに、裁判所で嘘を証言をさせていた事の調査をさせれば良いよ、と。
 結果は出るから法廷に持ち込むかどうかは、その結果を見て決めれば良いし、調査の内容によっては相手は弁護士の資格を消されるから、と。
 これはいいアイデアだと思い、早速、そうする事にした。


 さて、冒頭に
【これは神の悪戯?それとも…?】
と書いた意味が分かりましたでしょうか?

 中には正直言うと、
「やった分、無駄だったかな?」
と思うモノ(控訴審)もありました。

 またタカが数百万円の債務、どうせ取れないからコスト掛けて債権者会議なんかやっても、と言う意見も頂いています。

しかし
【神の悪戯】
と書いたその部分。
 出会うはずのない証言がここで一つ、全てが出会ったのです。

 それは一方で
【破産案件】
として、

 そして国を跨いだもう一方では
【偽証案件】
として、

双方が厳しい目で見るテーブルに置かれました。

 これを【神の悪戯…】と感じ取るのは、果たして自分だけでしょうか?

 ところがここで大きな疑念が生じるのです。
それはN国等の破産事件でも度々出てくる疑問なのですが、
「本当にそんな大きな負債があったのか?」
と言う疑問です。

 今回のプラチナエッグ/竹村也哉の負債総額は双方で11億円になんなんとしております。
が、
しかし!
ですよ?
 こんなカード破産する様な者が果たして12億円もの巨大な負債を作れるでしょうか?そこが疑問でなりません。
 そこでどうしてもこの様な疑念が湧くのです。
「最初からそんな負債、無いのでは?」
と、すると、では何故破産か?と言う疑念が湧きます。

 そこがまさに、この破産事件の【肝】なんだと穿った目で見るようになりました。

(機会が有りましたらまた続きを書きます)

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