桜金造と池田大作

2021衆院選



衆院選も中盤戦に入ったが、維新と公明には要注意を払わなければならない。まず最初に維新は絶対に当選させてはならない政党だ。
いつもやっている感だけ出すが事実上、何もしない(できない)輩の集まりだ。在阪の人はとっくに気が付いているが、公共事業は全部身内の関係企業に引き込むわ、最終的に全部自分達の懐に入る仕組み。

これはかつての広島の亀井静香と同じ手法。公共事業のカネは悉く、自分の関連に入れていたからね。維新はそれと全く同じ。

そして自分たちの手に負えない相手は得意のスラップ訴訟。自分の友人も今やられている最中。
また維新の本当の親玉は今でも橋下と言う事を忘れてはならない。彼らの背後には中共が控えている。また属する議員もロクなのがいない。議員になってから引き起こす数々の事件を見れば、それは明らかでしょう。 

それに対し公明党の話しは些か複雑だ。中には優秀な経歴を持った議員もいるのは事実。しかしとにかく創価学会、就中、政治大好き信濃町四人組(谷川・原田・佐藤(いま現在は退縮しているが…)・秋谷)の影響力が大きい。
今回も応援弁士に助成金詐欺の常連の駒崎を使うなど、事実を知っている人からしたら眉を顰める様なキャスティングをしている。

間違えてはいけない事がある。公明党が自公協力体制として連立を組んだのは、自民党〝員〟の不甲斐なさからだ。選挙活動で動かないのだ。従って〝選挙協力〟と言う名目の下での協力だ。
一方の公明党の解釈は少々違う。公明党は〝自民党のブレーキ役〟〝自民が過った行動を取らない為のお目付役と言う大義名分を立てている。

確かに一時期の自民党は大人数ゆえのその手の問題は事欠かなかった。また問題が発覚しても力技で押し通すなど、正直〝素行〟が悪い時期があったのも事実だ(今でも大なり小なりあるのは事実)。

しかしではその〝お目付役〟の公明党はそんなに品行方正なのですか?と言う話しになってくる。
自分の知り合いの議員は真面目一徹。仕事一徹の人が多い。
が、先日の遠山清彦の一件を見ても分かる通り、少々始末の悪い話しが多いのも事実だ。 

しかも徹底的に叩かれる自民議員と違い、公明党や支援団体の創価学会の不祥事は説明責任すら果たさない場合が多く、『人の事を言えるワケ?』と言う空気が漂う。まして遠山清彦の場合、泡沫議員では無かった事。問題になった接待を伴う飲食では〝支援者の相談〟として〝支援者〟を売った事などタチが悪い。なぜ正直に学会幹部と言わぬ?
こう言うところが〝タチ〟悪いのだ。

最後に帰国した頃、ある創価学会のメンバーで有名なタレントと朝まで語り合った。彼は今、学会から〝干されて〟いると言った。『『あいつを使うな』と言われているよ』と呆れた表情で笑った。

今回の公明党の選挙を見て今までと何か違っていませんか?
久本雅美さんを見ましたか?
柴田理恵さんを見ましたか?
岸本加世子さんを見ましたか?

終盤戦で苦しくなったら使うかもしれないが、少なくとも現段階では使っていない。つまり〝池田門下生〟だったメンバーと現・学会執行部が距離を置いている訳。少なくとも使う側は学会側だから、距離を取っているのは学会側。

なぜ距離を置くのか?
答えは簡単。これは皆、意外かも知れないが、池田名誉会長はその名誉会長となった段階から学会内に於いて正規の役職は無かった。宗門問題から会長を退いた。その後、学会は宗門と別れた事により、本来、宗門から下された処分によって会長職を退い役職を元に戻してもおかしくないでしょ?
しかし最後まで正の役では無く名誉会長のままだった。

そしてSGI会長となっていたが、当時、正式にSGIと言う組織は総称であって、実際の法人組織では存在していない。つまり正の役職にいなかった。宗教法人の正規のポジションにはいなかったのが事実。

タレントの彼の言葉によると『組織に戻させなかった勢力がいる』との事。私はその説を信じる。そしてその勢力は誰?と言うと、現在の執行部に他ならないと考えている。

学会本部内での池田門下生の排除は情け容赦なく、その後継者と目されていた人物は、その家族まで散々な人格攻撃やデマを流される始末だった。そして直接の門下生は尽く蹴落とされ、残ったメンバーが現在の執行部。そしてこれを後押ししていたのが自民党の某勢力。最近後ろに引っ込んだあのお方を中心としたあの一派。

こうして池田門下生はメインストリームから外され、病に倒れた池田名誉会長の名を語り、会員をコントロールする現行体制が構築された。門下生はどこで池田家のご家族と繋がっているか分からない。だから現執行部は距離を取る。話しの矛盾を生じさせない為。用意周到である。

昔、こんな事があった。
タレントの桜金造さんが都知事選に出た。この時、本来は公明党として支援する別の候補がいた学会との間に不穏な空気が流れた。自分の属する地域の組織では『頭がおかしくなった』と言う幹部がいた。
自分が思うところがあり出馬した訳だし、公明党が打ち出した方針に全員が『はい!そうですね!』と言う訳ではないだろう?
出馬に何か問題がある訳ではない。
その後、金造さんは落選した。

本部幹部会の中継の最初に中央の前の方に金造さんが座っていた。池田名誉会長が金造さんに気が付いた。

『あ、金ちゃん!元気?いつも見ているよ(その頃、お江戸でござるの再放送をやっていた)』と言い、『こっちにおいでよ』と壇上に促した。
なかなか出てこない金造さんに名誉会長が『良いからおいでよ、いつもうちの奥さんとお江戸でござる、見ているんだよ』とさらに促し登壇。
もちろん知事選の事があるから会場の空気は張り詰めた。

『元気?最近、顔見なかったね?』二人が動くのでマイクが全てを拾っていなかった。音声は途切れ途切れだったが、金造さんは頭を下げていた。知事選の事を話しているのは途切れ途切れだが聞こえた。

『良いんだよ。思った通りやりなさい。関係無い。自分がこれだ!と思ったんだから詫びる話じゃない』
金造さんは顔を真っ赤にしていた。
『これからも活躍するの期待してるよ!楽しませてくれてありがとうね!』
拍手に包まれて金造さんは席に戻った。
学会全体を包んでいたモヤモヤはこれで吹き飛んだ。

wikipediaにはその後の島田紳助と金造さんの会話が掲載されているが、私はそれが金造さんの本心だとは思っていない。なぜならあの顔を真っ赤にして語っていた金造さんの顔をハッキリ見たからだ。もしそれが事実だとしたら、それは照れ隠しだろうと考える。
このシーンは永遠に忘れる事は無いと思う。

いつの間にか〝組織の論理〟が全ての中心になってしまった組織は、もはや害しか流さない。

山口那津男が自衛隊予算のGDP1%突破に対し『国民のコンセンサスが得られない』と言った。
では聞きたい。
いつ、1%を超える事に国民は『No』と言ったのかを?

相手を潰す時、自分の意見を全体の意見として言うものがいる。これが悪人の常套手段だ。
『誰々が言ってたよ』『先生が言ってたよ』
である。

私がそれを言われると「お前が言ってんだろ?他が言ってた?じゃあ、そいつを今ここに連れてこい!来れない?ならばそいつにいま、俺が電話をして聞くぞ!」と詰める。100%『すみません。私がそう思いました。』と、なる。
こう言う言葉を使う人間は絶対に信用してはいけない。
これは〝ウソ〟である。