とは言え、スポンサー側もけっこう焦っていて、確認事項や問題点のメールはバキバキ飛んでくる。飛んでくるのだが、昨日、どこがどれと言う訳では無いのだが、気になるメールの一節があった。
「もしかして解釈が違ってないか???」
と言う思いが段々と頭の中で大きくなっていき、昨夜、結構遅い時間に「明日、話せる時間を作ってください」とお願いした。
今日の11時からとなり、その前に朝来ていた質問状に回答を記載して返信。そしてMTG。
結論。懸念は合っていた。完全に相手側の理解不足と解釈違いだった。一言で言うと「あっぶねぇ…」と言う感じ。ふと感じた違和感は合っていた。
今日は小一時間、たっぷりとお互いに問題点を付き合わせて、左右のズレ、人間の体で言うと骨盤の矯正をした、みたいな感じ。本来なら相手の国へ飛んで面と面を合わせて話しをすれば初期段階でクリアするような話しも、こんな状況だからついついメールに頼ってしまう。
オマケに言語は日本語〜中国語(広東語)〜中国語(北京語)〜英語だから、本当に時間が掛かる。けれどこの段階でボタンの1mmでもズレたら後でエラい事になる。
ところで今回のF1の件、そのプログラムの内容を見れば見るほど、ビジネスとしてのストラクチャーが素晴らしい。これを自分自身がまず理解を深めて行かないと、せっかく設定してもらったプログラムを充分に活かしきれない。と言うより、デベロップメントしないと勿体無いくらいF1のスポンサーシップやパートナーシップには、ビジネスのタネが仕込まれている。
今日、家内と呆れて話し合ったのは、どうやったらココから〝金塊密輸の資金集め〟と言う発想が生まれるのかねぇ?と言うハナシ。いや、今は何を言ってるかわからないでしょうが、そのうちに意味が分かります。
さて話しを進めて行き、夕方になってしまい、コーヒータイムにここ最近思っていた事をぶつけてみた。
「なぁ、ちょっとこれ勿体なくないか?」
『ん?勿体無いって何が?』
「仕事をやっている自分たちの環境が勿体無くないか?」
今の契約をサインして発表したら、それ相応の反応はあるだろう。ところが実は英国で進めているプロジェクト。実際は発表したらそっちの方がインパクトはデカイと予測している。
で、あれば会社として〝ハイ!やりました!〟だけで終わらせるのは勿体無くないか?と言う意味だ。
これを何か次のステップに繋げる意味からも映像に残さない?と考えた。そうするとスポンサーも過去にやったスポンサーシップを過去のものでは無く、未来へ続くものとして再活用できる。自分たちの会社としての〝もったいない〟がスポンサーにとっても〝もったいない〟につながるのだ。
こう言う状況だから日本から撮影隊を呼ぶ事もできないが、マカオにはマカオで結構良いクリエイターがいる。
であれば、新しい事務所に引っ越しが完了したら部屋が散らかる前に撮影してしまおうか?と言う話になった。
いずれにしても、勿体ないから出る発想って案外いいモンだね、と感じた。そう考えると未来を構成するファクターって、結構、前に積み重ねて来ているんだな、と。これもキチンとした視線を保っていないと見落としてしまうけどね。整理整頓は常に必要です。