プラスとマイナスと…

 昨年、知人と一緒に日本で会社を立ち上げた。しかし途中で紆余曲折があり、今年の一月末でこの会社を引き取ると言う事で、昨年の秋口だったか、約束し引き継ぎを待っていた。


 結果的に、その約束の一月末を待っても書類が来ないので、引き渡す意志無しと判断し、一月の末を持ってこの会社を捨てる事にした。
 こちらの旧正休みもあったので、三月十日位まで残務整理をする事にした。またこの会社での業務は別の会社に引き渡す事で調整を付けた。それは現在のところ問題無く移行している。

 しかし結果的に良かったのでは無いか?と思っている。なぜなら、この会社は最初から作る段階で無理があった。元々、七月から取り掛かり、八月に設立できれば良いと考えていた。それ自体が当時のパートナーが作った段取りだった。
 が、この人物、仮にAとして、Aが勤めていた会社で自身が大ポカをやり、定年退職に日に何十年と勤めた会社を放り出された。そこで私に『明日から無職です』と言う情けない言葉を言ってきた。これは前にもここのブログで多少触れた。後で考えると、最初から自分でキチンと自立してやる気はなかったと思う。最初から〝食わせてくれる人〟を探している状態だった。
 自分の意に反する人は〝悪い人〟〝小さいやつ〟とレッテルを貼り、人を信用させた。また数週間前に私の友人に私たちは何をしている?と聞いてきたと言う。私には連絡せずに、だ。
 この数日、プレゼンを必死にやりながら、この会社の再生方法を必死に考えたが、やはり最初のボタンの掛け違いがあちこちに尾を引いている。修正の手立てが見えない。従って捨てる事に決めた。

 そこで今からマカオの会社の日本の支社を立ち上げる事にした。その方が早いし、クリーンと判断しての結果だ。

 このところ良い流れが沢山あり、どう贔屓目に見ても右肩は上がっている。で、あれば一つくらいはマイナスやロスが有った方が良い。その方が運・不運のバランスが取れるからだ。

 今日は子供が今になって冬休みの宿題がどうこうと大騒ぎをし、図書館に来ている。中庭(↑の写真)でブログを書いているが、たまにはこう言う落ち着いた異国情緒溢れるところで新鮮な空気を吸うのも良いもんだ、と思った。

全てはバランスですから。


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