起こるべくして起こった遠山清彦の大失態

時事ドットコムより 

 今回の問題の報道は以下の通り。 メディアはずっと張っていた。


 なぜそう言い切れるのか?と言うと、本件では無いが自分も情報提供者の一人だから。自分だけでは無い。学会の本部内にも情報提供者は山の様にいる。
 ある週刊誌で『取材をしたい』という話しになった時、さっと情報提供者が集まった。盲信教者の言う『裏切り者』や『分断を狙う者』では無い。立派に活動している人達、或いは現役幹部だ。純真な会員こそ、この状況に憂いている。

 ひとつの山場は昨年の暮れに起こった、学会の全国幹部の起こした連続放火事件だろう。ここを学会は悪い意味で乗り切った。本来であれば、その直後に開催された本部幹部会で、中央幹部は謝罪をすべきだった。

 
 しかし〝創価学会本部職員〟と記事に出したのは新潮だけ。あとは〝団体職員〟で済ませた。道義的にこれで済む問題か?となる。またSNS上で『ソースを示せ』と言われて見せても『あぁ、三流週刊誌か』で済ませてしまう、良く教育(洗脳)が行き届いている。


自分は学会員では無い。

 しかし池田先生を自分の生涯の師と決め、その思想・活動・行動を学び、なおかつ実践して行こうと決めている。それは自分が地獄のどん底の時、知人を通して先生から頂いたご伝言。あの一瞬・一言が今でも鮮烈に記憶に残っているからだ。その後、考え方を改めた自分を常に支えてくれた。 
 ある時はお米を送ってきて頂いた事もある。そして自身の人生を決めた一冊の写真集。その写真集には先生ご自身が行かれた世界中の場所が載っていた。そして裏表紙には先生の直筆の揮毫と押印があった。これを見て世界に出て行こうと決めた。

 問題は会社にせよ、どんな団体にせよ、自らに“是々非々”を問えなくなったら、その団体は〝権力の権化〟となって終わる。一部の幹部の生活を助ける、多くの貧乏人が集まる集団搾取の団体に成り下がる。自分は「それではダメだ」と主張する者である。

 維新と大阪公明の連携あたりから、マスコミは公明党に不信を抱き始めた。別件で知己のあるマスコミから意見や情報を求めてきた。そこで前段の学会の本部職員・現職公明党議員・現役幹部へと繋いだ。いずれにせよ、学会にせよ公明党議員にせよ、マスコミに張られていた。張られていたにも拘らず、今回の不祥事が起きた。なぜ起きたのか?答えは簡単である。

〝張られていると思っていなかった〟からだ。

 これを〝慢心〟と呼ばず、なんと呼べば良いのか?こんな事で躓くなんて〝ただのバカ〟であり、マヌケである。

 遠山氏の初の選挙は自分も懸命に動いた。学会の組織を手伝い、地区の稼働率を圏でトップにした。一緒に動いたおばぁちゃんは選挙後、突然の入院。腹部から三キロもの腫瘍が摘出され、その後、長きに渡って元気に生きていかれた。また選挙活動のある日、あるご婦人が『ごめんなさい、急に行けなくなった』と。聞くと息子さんが酔って暴行事件を起こし警察に捕まった、と。『それこそ魔じゃないか!』と連れ出し、支援活動に飛び回った。その日の夕方、息子さんから着信。相手も悪かったと当事者同士で示談になり釈放された、と。まさに昭和の人間革命の様な、活きた体験談のドラマを経験した。その直後の自分の仕事でも大きな成果を出し、大成功の報で新聞の一面を華やかに飾った。これこそまさに〝功徳〟だと思った。

信仰をしている、していないは関係無い。
学会員であるとか、無いとか関係無い。
〝生き方〟の問題なのだ。

遠山氏は一度、議員辞職すべきだろう。

 昔、私の面倒を見てくれた園田治夫さん。
国交大臣だった太田さんの公設秘書を長らく務められた。市議会時代に問題を起こし辞職。公明党市議団の中で唯一、学会の支援無しで当選できる方だったので、無所属で出馬する事を決め、決起大会を開いた。その席上、私の大先輩、園田氏の竹馬の友のS氏が挨拶でこう言った。
『園田くんを励ます会は今日を持って解散。先生に矢を弾く事はさせない』と、その場で議員を引きずり下ろし、会場は怒号と混乱に包まれた。

園田さんはその後、Sさんの下で徹底的に反省をさせられた。しかし先は見えない。

寒風吹き荒む寒い二月だったと思う。
太田さんからSさんに食事の誘い。
太田さん曰く
『誰か議員の心が分かる秘書いないかな…』
S氏、園田氏の手を持ち、高く上げ『ここにいます』

これが太田時代の幕開けであり、長期運営を陰で支えた。そして、その大きな役目を終え、三年前園田さんは霊鷲山へと旅立った。

これこそヒューマンドラマだと今でも思っている。

大阪公明は完全に信頼を失った。そして今回の事で関東、否、全国区でアウトだろう。一度、そうなるべきであり、その原因を追求される中で、信濃町四人組を叩き出すチャンスであると真剣に思う。

原田や谷川が来たところで、海外の政府は動かない。
博正さんが来たら、朝から晩まで報道している。
器が違う。

今こそ…で、ある。


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