実はこれ、近年稀に見る酷いオーガナイズだったのでは?
鳴り物入りでスタートした“アジアンF3”。
しかしプロモーターは自分が元いた会社だから、結果的にどうなるか?は見えていた。
中華圏でやっているチームが2チームほどしか参加していないから想像して欲しい。皆、その前に同じプロモーターがやっていた“フォーミュラマスターチャイナシリーズ”の段階で参っているのだ。
最初の激震がダニエル・ティクタムの問題だった。
彼はFIAポイントをどうしても必要としているドライバーの為、このウインターシリーズが開催される期間、どこかのレースに出る必要があった。
結論から言うと、正解となるそれはニュージーランドのトヨタシリーズ(TRS)であったはずだ。しかしよりコンパクトなカタチで開催されるアジアンF3ウィンターシリーズと言うのが存在した。そこで彼は“アジア ンF3ウィンターシリーズ”への参加を決めた。その段階では彼をバックアップするレッドブルもFIAのカレンダーに記載されているアジアンF3の存在を確認したと言う。
ところが水面下では公表している事実と異なる事態が進行していた。
詳しくはこの英AUTOSPORT/ティクタムの顛末のリポートに詳しく書いてあるが、FIAポイントを付与されるレースの規定に、『そのシリーズのラウンドが5レースウィークエンドでなおかつ三ヶ所のコースで開催されなければならない』と記載されている事に気が付いた。
しかしこの“アジアンF3”は違った。わずか二つのサーキットで3ラウンドのみであった。
この記事によると、このカレンダー申請の段階ではFIAに認められたシリーズとなっていたが、その基準に満たなかったシリーズにはFIAはNoを突きつけていたが、それをプロモーターはそれをエントラントに伝える事はなかった。
またこの記事中に出ているAppendix Lとはどう言う内容か?
一部を抜粋すると、
この最終UP DATEは2018年12月20日に発布されている。
シリーズのスタートは209年1月11日から。
従ってプロモーターは知っていた。
このイベントがFIAの公認であっても、いわゆるFIAシリーズでは無く、従ってFIAポイントがつかない事を。
確かにカレンダーにこのウインターシリーズは載っているが、そこには上記の1-4をフォローする事が最低条件となっている。
この二枚の写真がある。
シリーズ戦となった通常のシリーズにはキチンとAsian F3 Championship “Certified by FIA”とASIAN F3のロゴがバックパネルに明記されている。
ところが二枚目を良く見て欲しい。
“アジアンウィンターシリーズ”とは書いてあるが、そこに本来あるはずの“Certified by FIA”とF3の文字は入っていない。
つまり知っていたのだ。その上で証拠になる様なものは消した。
そして問題になってから初めて事を口にした。
更に昨日の最終ラウンド。現場に行ってから更なる問題が出た。
“今回だけ出るドライバーにはポイントは付与されない”
原文:With guest drivers ineligible to score points in the final round of the series,
これはプロモーターから正式に出された。
関係者に通達がいつ行ったのかが不明だが、関係者の証言によると、この通知が手元に届いたのは日付が土曜日から日曜日に変わった直後の2月24日の午前0:35だったと言う。
リリース原文のリンクはこちら
従って日本からスポットで参加した小山選手のリリースを書いた記者が“知らなかった”としてもそれは無理は無く、結果、誤報を流してしまった。
1ポイントでも取っていれば、あるはずのファイナルランキングに名前は載るが…
この様な通知の内容は初めから分かっている事だし、それをエントラントにキチンと伝えなければならないのはプロモーターの責任だと思うんですけどねぇ。
ただまぁ、言わないだろうな、、、と。
自分が上海を撤退をせざるを得なかったのはこの会社が原因だし、2,000万円以上の売上げを上げて、貰ったのが僅か80万円。
その事で「残念ながら後のケアは出来ません。費用を貰えなかったので…」と言うとスポンサーは激怒。
プロモーター社長にスポンサー社長がクレームを言うとプロモーター社長は『個人の問題なので金額は言えないが彼にはちゃんと支払った』と回答。
するとスポンサー社長は今度は僕に激怒。
『貰ったやないか!』と。
あのね、、、どうやって80万円に北京・内蒙古・中国全土からマレーシア・セパンまでの旅費と10ヶ月の俺のギャラを捻出するのよ?
と言う話しだったワケさ。。。
最終的にはインターナショナルグレードのレースに日本から参加する場合、JAFから様々なドキュメントを発行してもらい参加するのだが、結果的にマレーシアのASNであるMAAのマレーシア国内公認クラブマンレースとして開催された訳なので、参加資格からドキュメントまで何から何までメチャクチャになってしまい、結果的に正しく無い結論になってしまったよね。
まぁ、あいかわらずだなぁ…と言う思いと、それを信じて努力して何も報われないのってどうかねぇ…と、思うのだが、ヒトそれぞれですので、ここでは事実の公表までと言う事で…
以下、追記
上記に“12月20日に条件付きながらカレンダー登録あり”と記載しましたが、その後、12月30日にはそのカレンダーから削除されておりました。取り下げたんでしょうね。
海外のチームから『アジアンF3に参加したいのでチームコーディネーションを頼めないか?』と依頼が来ていますが、どんなトラップがあるか分からないですよね。。。
鳴り物入りでスタートした“アジアンF3”。
しかしプロモーターは自分が元いた会社だから、結果的にどうなるか?は見えていた。
中華圏でやっているチームが2チームほどしか参加していないから想像して欲しい。皆、その前に同じプロモーターがやっていた“フォーミュラマスターチャイナシリーズ”の段階で参っているのだ。
最初の激震がダニエル・ティクタムの問題だった。
彼はFIAポイントをどうしても必要としているドライバーの為、このウインターシリーズが開催される期間、どこかのレースに出る必要があった。
結論から言うと、正解となるそれはニュージーランドのトヨタシリーズ(TRS)であったはずだ。しかしよりコンパクトなカタチで開催されるアジアンF3ウィンターシリーズと言うのが存在した。そこで彼は“アジア ンF3ウィンターシリーズ”への参加を決めた。その段階では彼をバックアップするレッドブルもFIAのカレンダーに記載されているアジアンF3の存在を確認したと言う。
ところが水面下では公表している事実と異なる事態が進行していた。
詳しくはこの英AUTOSPORT/ティクタムの顛末のリポートに詳しく書いてあるが、FIAポイントを付与されるレースの規定に、『そのシリーズのラウンドが5レースウィークエンドでなおかつ三ヶ所のコースで開催されなければならない』と記載されている事に気が付いた。
しかしこの“アジアンF3”は違った。わずか二つのサーキットで3ラウンドのみであった。
この記事によると、このカレンダー申請の段階ではFIAに認められたシリーズとなっていたが、その基準に満たなかったシリーズにはFIAはNoを突きつけていたが、それをプロモーターはそれをエントラントに伝える事はなかった。
またこの記事中に出ているAppendix Lとはどう言う内容か?
一部を抜粋すると、
- 少なくともシリーズの構成が5レースウィークエンドであり、
- 少なくとも三つのサーキットで行われる事であり、
- そのサーキットはFIAのホモロゲートのサーキットであり、
- 以上を満たした上で12名上の参加者がいなければならない。
この最終UP DATEは2018年12月20日に発布されている。
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2018年12月20日にupdateされたAppendix L |
シリーズのスタートは209年1月11日から。
従ってプロモーターは知っていた。
このイベントがFIAの公認であっても、いわゆるFIAシリーズでは無く、従ってFIAポイントがつかない事を。
確かにカレンダーにこのウインターシリーズは載っているが、そこには上記の1-4をフォローする事が最低条件となっている。
Red Bull F1 junior Dan Ticktum can't earn superlicence in Asian F3
The series in which Red Bull Junior Dan Ticktum is trying to secure his final points for a Formula 1 superlicence is ineligible for points, Autosport has learned.
以下、英国AOUTOSPORT記事へ
この二枚の写真がある。
シリーズ戦となった通常のシリーズにはキチンとAsian F3 Championship “Certified by FIA”とASIAN F3のロゴがバックパネルに明記されている。
ところが二枚目を良く見て欲しい。
“アジアンウィンターシリーズ”とは書いてあるが、そこに本来あるはずの“Certified by FIA”とF3の文字は入っていない。
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2018年11月のセパンのポディウム |
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2019年 ウインターシリーズのポディウム |
つまり知っていたのだ。その上で証拠になる様なものは消した。
そして問題になってから初めて事を口にした。
更に昨日の最終ラウンド。現場に行ってから更なる問題が出た。
“今回だけ出るドライバーにはポイントは付与されない”
原文:With guest drivers ineligible to score points in the final round of the series,
これはプロモーターから正式に出された。
関係者に通達がいつ行ったのかが不明だが、関係者の証言によると、この通知が手元に届いたのは日付が土曜日から日曜日に変わった直後の2月24日の午前0:35だったと言う。
リリース原文のリンクはこちら
従って日本からスポットで参加した小山選手のリリースを書いた記者が“知らなかった”としてもそれは無理は無く、結果、誤報を流してしまった。
1ポイントでも取っていれば、あるはずのファイナルランキングに名前は載るが…
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2019 Winter Series Final Ranking |
この様な通知の内容は初めから分かっている事だし、それをエントラントにキチンと伝えなければならないのはプロモーターの責任だと思うんですけどねぇ。
ただまぁ、言わないだろうな、、、と。
自分が上海を撤退をせざるを得なかったのはこの会社が原因だし、2,000万円以上の売上げを上げて、貰ったのが僅か80万円。
その事で「残念ながら後のケアは出来ません。費用を貰えなかったので…」と言うとスポンサーは激怒。
プロモーター社長にスポンサー社長がクレームを言うとプロモーター社長は『個人の問題なので金額は言えないが彼にはちゃんと支払った』と回答。
するとスポンサー社長は今度は僕に激怒。
『貰ったやないか!』と。
あのね、、、どうやって80万円に北京・内蒙古・中国全土からマレーシア・セパンまでの旅費と10ヶ月の俺のギャラを捻出するのよ?
と言う話しだったワケさ。。。
最終的にはインターナショナルグレードのレースに日本から参加する場合、JAFから様々なドキュメントを発行してもらい参加するのだが、結果的にマレーシアのASNであるMAAのマレーシア国内公認クラブマンレースとして開催された訳なので、参加資格からドキュメントまで何から何までメチャクチャになってしまい、結果的に正しく無い結論になってしまったよね。
まぁ、あいかわらずだなぁ…と言う思いと、それを信じて努力して何も報われないのってどうかねぇ…と、思うのだが、ヒトそれぞれですので、ここでは事実の公表までと言う事で…
以下、追記
上記に“12月20日に条件付きながらカレンダー登録あり”と記載しましたが、その後、12月30日にはそのカレンダーから削除されておりました。取り下げたんでしょうね。
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2018年12月30日のFIAカレンダーのupdate |
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Appendix L(開催条件とカレンダー)の変更日 |
海外のチームから『アジアンF3に参加したいのでチームコーディネーションを頼めないか?』と依頼が来ていますが、どんなトラップがあるか分からないですよね。。。