第二回 マカオ国際映画祭&アワード

昨年、このイベントで様々な問題が発生。



問題を知ったのはこのイベントに出演者として参加した知人である俳優さんから聞いたのがキッカケだった。

聞けば聞くほど酷い内容で、その時はただ聞くだけの立場だった我々は『あ〜あ』と言う気分だった。

今年の夏、この映画祭の話しが来た時にすぐに引き受けた。
しかし肝心要の日本サイドはそれどころではなかったらしい。

去年の問題が尾を引いて辞退する作品も多く、日本側の実行委員会チームは相当苦労したらしい。

なので今年は"絶対に去年みたくするもんか"と腹を括って引き受けた。

今日、大方の予定が終わった。
マカオGPの前からバタバタで、その後もチームとのミーティング、日本からの来客と相次ぎ、さらに子供が伝染病に感染。自分も感染してしまい体調は最悪だった。
マカオGPの前週から今日に到るまでの約一ヶ月のうち、休めたのは熱を出して寝込んだ二日間だけだったのも堪えた。

周りの人間は自分しか見ていない。
自分の予定が終われば、人も終わっていると思い込んでいる。
終わっているのはあなただけよ?と言いたい位、予定が連続していた。

ようやく熱が下がって映画祭。

一旦はスタッフに振ろうかと考えたが彼女たちの語学スキルは人前に出て出来るレベルでは無い事を考えると去年と同じトラブルが起こりかね無いのでヤメにして、全部自分達でやろうと決めた。

担当した作品は上映終了後、暖かな拍手で讃えられた。
監督も主演の女優さんも納得していた(と、思う)。



昨年の日本から来られた映画出展者からの『とにかくメチャクチャ』と言う評判から『来て良かった』『収穫を感じた』と言う言葉を何度も聞き、何とか役は果たしたかな?と思った。

担当しなかった作品。
監督は滝田監督だった。
30年近く前に、事務所を間借りしていた他の監督の事務所に滝田監督が来てご挨拶をした事がある。
もし会えたら三十数年ぶりだった。しかし今日、事務局サイドに来なかった理由を聞いた。残念だが仕方ない。

何でも最初から全部うまく行く事は無い。
ステップ by ステップで上を目指せば良い。

とにかく『最悪』と評されていた参加者からの声を『良かった』に変えたとこまでが今年は及第点でしょう。

来期はもっと良い環境作りをし、キチンと迎えたいと思う。