財政局からの電話…

今朝、一本の電話が入った。
当社ではなく、もうひとつのレーシング会社に対してだ。

内容は
『事務所を訪ねましたが引越しした後でした。今はどちらに???』
と言う内容だった。

 チームのオフィスは引越し後、バタバタしていて転居の届けを忘れていた。
もっともその住所には当社があるから別にどっちでも良かったのだが、その当社もチームと同じビルに移転した。届けを出していなかったのはこちらのミステイクとして、どうも最近、財政局のチェックが厳しい。これは当社だけではなく"この住所"に"この会社"があるか否かを良く調べていると言う話しをあちこちから聞く。

 もちろんこちらの法律でペーパーカンパニーでも問題ないのだが、実際にオフィス機能が無かったりポストだけ使用しているようだと大きな問題になる事は容易に想像できる。弊社の役員のひとりも以前、別のエージェントで会社を作ったが空いているマンションのポストだけと言う状態でその法人をどうしようか非常に困り果てている。

『簡単に出来る』と言う話しをこれまた『簡単に信じない』方が良い。

 結果、その取締役の法人は売るに売れない二束三文のペーパーに成り下がってしまっている。
40万円近く掛かったその法人登記。
作ったエージェントに買取を打診したら『買い取れない』まで言われてしまった。

 この一つ前のBlogでもマカオの法人に対する監視体制が厳しくなってきた事を書いたが、今朝、思いがけず自分たちが"それ"を体験する事になってしまった。